自動火災報知設備の誤作動による出場が頻発しています!
◯自動火災報知設備とは
感知器が火災の熱や煙を感知し、設置されたベルの鳴動等により、建物内にいる人に火災を知らせ、避難を呼びかける設備です。
◯誤作動について
火災以外の要因によって誤作動を起こすことがあります。また、電気回路が故障したり、いたずら等で発信機が押されることもあります。定期的な点検を実施するとともに、以下に示す事例を参考にして、日ごろから誤作動が発生しないように注意しましょう。
・雨漏り等の水滴が「感知器」の内部に入り、電気回路が不具合を起こす。
・調理、喫煙等で発生する熱や煙、水蒸気、ホコリ、虫等が「感知器」に入る。
・季節や天候により「感知器」の設置場所が高温多湿になる。
・いたずら等で「発信機」のボタンが押される。
・機器の老朽化
◯建物の関係者の方へ
・自動火災報知設備が、適切に維持管理がされていないことや、設備の老朽化により、誤作動が発生する可能性が高くなります。
・誤作動が頻繁に発生すると、誰も火災だと思わなくなってしまい、本当に火災が発生したときの対応行動が遅れ、被害が拡大する恐れがあります。
・自動火災報知設備が作動したら、誤作動と決めつけずに、火災が発生していないか確認作業を確実に行ってください。
・また、誤作動が続くという理由で、感知器を取り外したり、受信機の電源を切る行為は消防法令違反となり、そのような状況で火災が発生した場合、罪に問われることがあります。
☝以上のことから、自動火災報知設備は定期的に点検を実施するとともに、誤作動が発生した際は、速やかに設備の点検及び改修をしてください。
自動火災報知設備は、火災を早期に発見し、火災による被害を最小限にすることができる重要な設備です。
建物利用者の安全のため、適切な維持管理をお願いします。
2021年11月30日 更新 | 消防本部からのお知らせ一覧へ