ホームタンクからの油流出事故が発生しています!
最近、ご家庭や事業所等に設置されているホームタンクや配管からの漏えい事故が発生しております。
危険物が土壌や河川に流出すると、火災危険や土壌や河川の生態系に深刻な影響を及ぼしかねません。
また、ポリタンクなどに灯油を小分けする際は、絶対にその場を離れずに作業するようにし、事故を未然に防ぐために日常の点検と次のことに注意しましょう!
このように灯油を小分け中にその場を絶対に離れないでください!
日常の点検方法は?
①タンクゲージ
□機器の使用頻度は同じなのに以前と比べて給油量・給油回数が多くなる。
□何も機器を使用していないのにホームタンクの燃料が減る。
□ホームタンクや配管周辺から油臭がする。
➩油漏洩の可能性があるので、最寄の消防署、分署に連絡してください。
②通気管
➩通気管はホームタンク内の圧力調整をしているので、外観が屋根からの落雪やつららによってつぶれていないように確認してください。また、通気管は危険物が入っているタンクと外気を直接繋いでおり、もしホームタンクの付近で火災があった場合にホームタンク内に炎が入らないように引火防止網がついています。日常の点検では引火防止網が目詰まりしていないか確認してください。
③タンク本体
➩ホームタンク本体の外観に錆などが発生し、放置すると腐食が進行してピンホール状態になり油漏洩の原因となるので日常点検で早期発見を心がけましょう。
④配管
□ホームタンクや配管が劣化(変形・腐食・亀裂・詰まり・油滲・油漏)している。
□過去にホームタンクや配管等を改造や修理した。
□ホームタンクや配管周辺から油臭がする。
➩油漏洩の可能性があるので、最寄の消防署、分署に連絡してください。
⑤固定
➩危険物が入ったタンクが容易に転倒しないように、ホームタンクの脚をボルト等で束石やコンクリート等にしっかり固定しましょう
油の流出防止
指定数量の5分の1以上指定数量未満の危険物を貯蔵し又は取扱うタンクには、防油堤などで危険物を流出するのを防止するための措置が必要です。
(例 灯油の指定数量1,000L÷5⁼200L)
また、指定数量の5分の1未満のタンクで、灯油などを容器へ小分けするときは、容器の下に受皿を置くなどして危険物を安全に管理しましょう。
2020年10月7日 更新 | 消防本部からのお知らせ一覧へ