灯油、ガソリン等の誤給油を防ぐために!
灯油、ガソリンなどは生活の中で必要不可欠な危険物として取り扱われていますが、その取扱方法を誤ると大きな損害を生じることになります。
身近に使われている危険物を安全に使うために灯油、ガソリンなどの危険性を知り、安心した暮らしにしましょう。
①住宅での注意点
灯油ストーブのタンクに誤ってガソリンを入れてしまうと、ガソリンは灯油よりも揮発性が高いことから、燃焼しているうちにガソリンが揮発し、タンク内部の圧力が時間の経過とともに高まります。そのため、ガソリンが外部に浸みだして引火し、ストーブ全体が炎に包まれてしまいます。
しかも、灯油ストーブが使われるのは多くが室内ですから、炎はまたたく間に周囲に燃え広がる危険性があります。
〇灯油ストーブへガソリンを使用した実験映像
総務省消防庁、刊行物・映像データへリンク
②ガソリンスタンド
セルフスタンドの普及に伴い、ガソリンを入れるはずの軽自動車に軽油を入れるなどの誤給油がしばしば起きています。
誤給油は故障の原因となるだけでなく、間違って入れた燃料を抜く際に火災が起きた例もあります。
セルフスタンドのノズルカバーやノズル受けには、誤給油を防ぐため、ハイオクガソリンは黄、レギュラーガソリンは赤、軽油は緑、灯油は青に色分けされています。 これらをしっかり確認して、誤給油をしないように気をつけましょう。
2020年10月7日 更新 | 消防本部からのお知らせ一覧へ