最新型救助工作車更新、無災害を祈願し入魂式 ~多種多様化する災害に備え~
平成27年3月5日(木)むつ消防署で新型救助工作車の清祓い奉告祭が斎行されました。
大覚院熊野神社渡辺宮司により厳かに神事が行われ、宮下管理者(むつ市長)、奥川消防長、有限会社丸栄消機天内代表取締役が玉串を捧げ、無事故、無災害を祈願しました。
神事が行われた後、管理者に車両の説明がされ、「訓練等に励み資器材の習熟に努めて下さい。この車両が活躍する場は無いに越したことはありませんが。」と訓示があり、職員一同一層気の引き締まる式典となりました。
近年、世界各地で発生している大規模自然災害やテロ災害は下北地域においても例外なく起こり得ます。そのために地域の特性上、特殊災害、水難救助、山岳救助にも迅速、的確に対応していかなければなりません。ここ数年、救助活動には更なる安全性が求められている中、今回配備された新型救助工作車は住民のニーズに応えうる最新鋭の消防車両として、大いにその活躍が期待されます。
【概要】
従来まで配備されていた旧救助工作車は平成2年に配備されてから25年弱が経過し老朽化が懸念されていました。また車両に積載されている資器材も耐用年数が超えたものがあり多種多様化する災害救助活動に支障をきたす恐れがあるため車両、資器材の早期更新が望まれていました。
この車両は現場で活動する救助隊員の声を基に作られ、下北地域はもとより東日本大震災のような大規模災害時に活躍した緊急消防援助隊にも対応した装備になっている下北広域消防オリジナルの車両です。冬道でも安定した走行のできる4WD消防専用シャシー、キャビン内は高さ180㎝以上の空間があり車両内でも容易に潜水救助用ドライスーツや空気呼吸器を装備できます。また照明機器が増え従来より夜間での作業効率が向上しました。
2020年10月7日 更新 | 消防本部からのお知らせ一覧へ