下北地域広域行政事務組合

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下北広域消防


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社会福祉施設等の用途区分が見直されました。

1.社会福祉施設等(6項ロ、ハ)の用途区分について

 社会福祉施設等(6項ロ、ハ)の用途区分が従前に比べ細分化されました。また、軽費老人ホーム、小規模多機能型居宅介護事業所、お泊まりデイサービス、複合型サービス事業所など「避難が困難な要介護者を主として入居・宿泊させるもの」については消防用設備等の設置義務が変わります。

6項ロ
(1) 老人短期入所施設、養護老人ホーム、特別養護老人ホーム、軽費老人ホーム、有料老人ホームなど…
(2) 救護施設
(3) 乳児院
(4) 障害児入所施設
(5) 障害者支援施設
6項ハ
(1) 老人デイサービス、軽費老人ホーム(6項ロ(1)除く)、老人福祉センター、老人介護支援センターなど…
(2) 更正施設
(3) 助産施設、保育所、児童養護施設、児童自立支援施設、児童家庭支援センターなど…
(4) 児童発達支援センター、情緒障害児短期治療施設など…
(5) 身体障害者福祉センター、障害者支援施設(6項ロ(5)除く)、地域活動支援センター、福祉ホームなど…

2.変更内容

種   別 改正前(6項ハ)      改正後(6項ハ) 改正後(6項ロ)
防火管理者 30人以上       →   変更なし 10人以上
消防機関検査 延べ面積300㎡以上→入居・宿泊するものは全て 全て
消火器 延べ面積150㎡以上  →   変更なし 全て
スプリンクラー設備 延べ面積6000㎡以上 →   変更なし 全て
自動火災報知設備 延べ面積300㎡以上→入居・宿泊するものは全て 全て
消防機関に通報する火災通報装置 延べ面積500㎡以上  →   変更なし 全て(自火報連動)

用途の判定については次の内容を参考にしてください。

~6項ロ~
①「有料老人ホーム」「軽費老人ホーム」
→入居している要介護状態区分3以上の者の割合が定員に対して半数以上である施設
②「小規模多機能型居宅介護事業所」「お泊まりデイサービス」「複合型サービス事業所」
→過去3ヶ月の宿泊サービス利用状況について、要介護状態区分3以上の者の割合が利用者の半数以上である施設
③「障害者支援施設」→主として障害支援区分4以上の者を概ね8割を超えて入所させる施設
④「障害者を短期入所させる施設」(避難困難障害者施設){障害者総合支援法第5条第8項}
⑤「障害者の共同生活援助を行う施設」(避難困難障害者施設){障害者総合支援法第5条15項}
⑥「6項イを除く、主として要介護3以上の者を入居・宿泊させ、業として入浴、排せつ、食事の介護、機能訓練又は看護若しくは療養上の管理その他の医療を提供する施設」(避難困難入居・宿泊施設)
⑦主として要介護状態にある者を入居させ、介護居室の定員の割合が施設全体の半数以上

~6項ハ~
①「有料老人ホーム」「軽費老人ホーム」
→入居している要介護状態区分3以上の者の割合が定員に対して半数未満である施設
②「小規模多機能型居宅介護事業所」「お泊まりデイサービス」「複合型サービス事業所」
→過去3ヶ月の宿泊サービス利用状況について、要介護状態区分3以上の者の割合が利用者の半数未満である施設
③「障害者支援施設」→主として障害支援区分4以上の者を概ね8割を超えて入所させる施設以外のもの
④「障害者を短期入所させる施設」(避難困難障害者施設以外のもの){障害者総合支援法第5条第8項}
⑤「障害者の共同生活援助を行う施設」(避難困難障害者施設以外のもの){障害者総合支援法第5条15項}
⑥「6項イを除く、主として要介護3以上の者を入居・宿泊させ、業として入浴、排せつ、食事の介護、機能訓練又は看護若しくは療養上の管理その他の医療を提供する施設」(避難困難入居・宿泊施設以外のもの)
⑦主として要介護状態にある者を入居させ、介護居室の定員の割合が施設全体の半数未満

~一時預かり事業を行う施設、家庭的保育事業を行う施設の取扱い~
「一時預かり事業を行う施設、家庭的保育事業」は(6項ハとして判定する)

~「サービス付き高齢者向け住宅」について~
5項ロ(共同住宅)
状況把握サービス及び生活相談サービスのみの提供を受けている場合や個別の世帯ごとにいわゆる訪問介護等を受けているもの
6項ロ又はハ
運営している事業者又はその委託を受けた外部事業者により、共有スペースにおける入浴や食事の提供等、福祉サービスの提供が行われているもの

3.施行日

 平成27年4月1日から施行されます。ただし既存施設(新設、工事中含む)については下記のとおり経過措置が設けられています。

消防用設備等の種類 経過措置
消火器、簡易消火器具、漏電火災警報器、誘導灯 平成28年3月31日
屋内消火栓設備、スプリンクラー設備、水噴霧消火設備、動力消防ポンプ設備、自動火災報知設備、ガス漏れ火災警報器、消防機関へ通報する火災報知設備、非常警報設備、避難器具、消防用水、連結散水設備 平成30年3月31日