火の用心!冬は火災が多い季節です
2019年に発生した管内の火災は35件で、前年に比べ3件増加しています。
火災種別では、建物火災が21件、林野火災2件、車両火災2件、船舶火災3件、その他の火災7件となっています。
特にこの時期は、空気が乾燥し、暖房器具を使う機会も多くなることから、火災が非常に発生しやすくなります。
日常の火災予防対策7つのポイント
家のまわりに燃えやすいものを置かない。
全国的な火災出火原因第一位が「放火」です。放火は人通りが少なく、人目につきにくい時間帯に多く発生しています。ダンボールなどの燃えやすいものを家のまわりに置かないようにするほかに、物置や車庫への施錠も忘れないようにしましょう。
寝たばこやたばこの投げ捨てをしない。
たばこによる火災は、初めは炎を伴わない燃焼が起こり、時間が経ったあとに発火します。寝たばこをして知らない間にふとんや畳に着火すると、寝てしまったあとに部屋の中に煙が充満していたり、大きな火災となったりしていることがあります。水の入った灰皿を使うなどして確実に火を消しましょう。
また、消火を確実に確認していないたばこをごみ箱に捨てたり、枯草などがある場所に吸い殻を捨てたりしないで下さい。
子供にはマッチやライターで遊ばせない。
ライターなどを使った子供の火遊びによる火災が発生しています。大人のいない場所や人目につきにくい場所で発生することが多いため、気づいた時には大きな火災となっていることが少なくありません。また子供たちの命も危険にさらされます。 マッチやライターの保管は子供の手の届かないところに置きましょう。
ストーブは燃えやすいものから離れた位置で使用する。
洗濯した衣類などを乾かすためにストーブの近くに干すと、ストーブに接触して出火するおそれがあります。また、カーテンなどをストーブのそばで使用したために接触して火災になった事例もあります。ストーブの周りには燃えやすいものを置かないようにしましょう。
また、煙突の周囲は高温となりやすいため、可燃物(木材等)と距離を離すことや、煙突の貫通部にめがね石(不燃性のもの)を使っている場合は、ひび割れ等がないか確認しましょう。(ひび割れから可燃物が熱に長い時間晒されることによって低温着火する場合があります。)
天ぷらを揚げるときはその場を離れない。
天ぷら油を加熱したままにすると、温度が上がり、やがて火がなくても油自身が燃えだします。調理中に何かの用事でその場を離れるときは必ず、ガスこんろの火を消しましょう。(IHクッキングヒーターの場合は電源を切る。)
天ぷら油が燃え上がってしまったら、周りの人に大きな声で知らせ119番通報をするとともに、消火器で油が飛び散らないように消火してください。(水では絶対に消火しないでください。)
電気器具は正しく使い、たこ足配線はしない。
壁に付いているコンセントからテーブルタップを延長して電気機器を使用していませんか。テーブルタップにも使用できる電気容量の限界があります。容量を超えて電気機器を同時に使うと発熱して火災の原因になります。また、ふだん使わない電気機器はコンセントからプラグを外し、ほこりを拭き取っておきましょう。
風の強いときはたき火をしない。
枯草などが広範囲にある場所でたき火などを行うと火の粉が飛散して火災が起こりやすくなります。特に風が強い日や空気が乾燥した日は屋外で火を使わないようにしましょう。
◇また、野焼きはやめましょう。
2020年10月7日 更新 | 消防本部からのお知らせ一覧へ