組合組織概要
沿革
下北地域広域行政事務組合は、むつ市、川内町、大畑町、大間町、東通村、風間浦村、佐井村及び脇野沢村の下北圏域内1市3町4村に共通する事務の効率的な共同処理を行うため、昭和47年6月1日に設立され、広域市町村圏振興整備計画の策定、消防及び電子計算センターの設置及び管理運営に関する事務を共同処理していましたが、昭和57年には複合文化施設(下北文化会館)の設置及び管理運営に関する事務も共同処理事務として加わりました。
一方、当圏域には、し尿処理施設(むつ衛生センター)の設置及び管理運営に関する事務を共同処理する「むつ地区環境整備組合」が昭和41年5月に、また、知的障害児(旧精神薄弱児)施設(はまゆり学園)の設置及び管理運営に関する事務を共同処理する「下北地方精神薄弱児施設組合」を昭和43年3月に設立し、昭和54年4月に知的障害者(旧精神薄弱者)更生施設(しもきた療育園)の設置及び管理運営に関する事務が加わり、組合名を「むつ下北地域福祉事務組合」に改称しました。更に、医療に関する事務を共同処理する「一部事務組合下北療育センター」が昭和46年に設立されていました。
このように、4つの事務組合でそれぞれの事務を共同処理していましたが、事務の効率化、事務経費の削減を図るため、平成元年4月1日をもって、「下北地域広域行政事務組合」、「むつ地区環境整備組合」及び「むつ下北地域福祉事務組合」の3事務組合が統合し、上北郡の野辺地町、横浜町及び六ヶ所村を構成市町村に加え、1市5町5村による青森県内初の複合事務組合として「下北地域広域行政事務組合」が再スタートすることになりました。
その後、平成12年12月14日に下北地域一般廃棄物等処理施設(アックス・グリーン)の設置及び管理運営に関する事務が共同処理事務に加わり、また、平成17年3月14日、1市2町1村の合併により新「むつ市」が誕生し、構成市町村が1市3町4村に再編されるなど、地域環境が大きな変革期を迎えることとなりました。
このような状況から、当組合においては事務事業の見直し、組織機構の見直し等、効率的な行財政運営の推進に積極的に取り組み、平成22年4月1日に知的障害者更生施設(しもきた療育園)の民間移譲を実施し、平成30年4月1日には複合文化施設(下北文化会館)をむつ市へ移譲しております。また、平成28年4月1日に知的障害児入所施設(はまゆり学園)への指定管理者制度を導入しております。
なお、現在の構成市町村は、下北圏域1市1町3村に、し尿処理のみ加入の上北郡の2町1村を加えた、1市3町4村の構成となっています。